智建ホームが多くのお客様にご支持いただいていることのひとつが、「漆喰」の家づくりです。智建ホームの家は漆喰塗り壁を標準仕様。半永久的に二酸化炭素を吸い続け、強度を増す漆喰に使われる素材は、全て自然から作られるものばかりです。家のほとんどの面積を占める壁や天井だからこそ、住む人にとって、体に優しいものでなければならないと考えています。
オリジナルブレンドの4つの漆喰素材
消石灰
石灰石を伝統技術「土中窯の塩焼き」にしたものに、水をかけ消化させることで出来る。強アルカリ性。
海藻糊
銀杏草・つのまた等の海藻を炊き、糊分を抽出してつくる天然由来の粘着成分。
スサ
麻の繊維。収縮時のひび割れ防止や繊維が適度に分散そて、より強度を保つ役割。
シラス
智建ホームでは、オリジナルで火山灰のシラスをブレンド。
安全性 | 100%天然素材を使用し、化学接着剤などを一切使用していないため、空気中に有機化合物を放出しません。また、固まった漆喰は、炭酸カルシウムのかたまりになるので、口に入れても良いほど安全性が高いのです。 |
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抗菌性 | 漆喰の原料である石灰は、水と化合すると強アルカリ性に。細菌の増殖を抑えカビやダニの発生を防止する働きがあります。こうした高い抗菌性は、鳥インフルエンザや口蹄疫の防疫や消毒に使われるほどです。 |
耐火性 | 漆喰は合成樹脂や化学繊維などの有機物を含まない「石」。そのため表面が石灰岩と同じなので燃えることはありません。こうした漆喰の性質を活かし、昔は城や仏閣、蔵などに用いられ、大切なものを火災から守る役割をもっていました。 |
耐久性 | 漆喰の大きな特長が、二酸化炭素を吸着すること。時間が経つほどに固まり、その強度も高くなります。例えば、クロス壁などは時とともに劣化・剝離することがあり、メンテナンスが必要ですが、漆喰は半永久的に塗り替え不要です。 |
調湿性 | 漆喰にはミクロの孔が無数にあり、その構造が空気中の水分を吸収したり、放出したりを繰り返します。こうした優れた調湿性が、年中心地良い室内環境を作り出しています。 |
消臭性 | シックハウス症候群の原因の一つ、ホルムアルデヒドや硫化水素、などといった悪臭の原因物質を強力に吸着。室内のペットの臭いなども吸着してくれるので、日々の生活も快適です。 |
廃棄性 | 一般的な多くの建材は化学物質でできているため、廃棄すると水や土壌などを汚染してしまいます。しかし、漆喰は石灰岩に戻るため廃棄も可能。石灰材料としてリサイクル活用することができる優れものです。 |
防音性 | 微細な多孔質構造のため、吸音・遮音性に大変優れています。昔の漆喰が塗られた蔵などは中がとっても静かだったものです。 |
意匠性 | 塗り方によってさまざまな表情を見せる漆喰壁。そこには職人の技術が込められています。また、漆喰本来の純白の他には顔料を配合することで、さまざまな彩色も可能です。 |
「海からの贈り物」とも言われる石灰石は、長い年月をかけて海中のサンゴや海洋生物が堆積して地層化したもの。
日本で唯一自給率100%の天然鉱物資源です。
福岡県の筑豊地方で採掘される石灰石は、非常に高い純度と品質を誇っているそうです
<採掘場所>福岡県田川市
二酸化炭素を吸収して、原料の石と同じ性質に戻っていく「硬化」をすることで、耐久性のある壁を実現でき、年月をかけてさらに強度を増していくのです。
また、漆喰が硬化する過程で空気中の二酸化炭素を吸収することから、環境負荷も少なくなります。
近年に耳にすることが多くなった「化学物質過敏症」。何らかの化学物質を大量に取り込んだり、長期間にわたって体内に取り込んでしまった場合、体が解毒できなくなり発病するもの。個人差もありますが、自律神経症状や神経・精神症状、他にも多くの症状があらわれる場合があり、その原因の一つが、住宅などの建築に使用される化学物質とも言われています。こうした現状をふまえても、智建ホームの自然素材の「漆喰塗り壁」は、住む人の健康を考えた安全・安心の家になります。
子どもは大人よりも食事や呼吸する空気量が少ないので、体内に入る化学物質の量は少量です。
しかし体重1kgあたりで比較すると、大人の2倍近くの量を取りこんでいると言われています。化学物質は近年、小児アトピーやぜん息など、アレルギー疾患の発病理由に関与しているとして考えられています。
海外では有害な化学物質から子どもを守る動きが活発化していますが、日本ではまだまだ実施されていないのが現状です。
「東京都福祉保健局 科学物質の子供ガイドライン」より
調湿・消臭性能が高く、殺菌効果が高い強アルカリ性の漆喰壁は、ペットと共に暮らす方にはおすすめ。ペット特有の臭いも気になりません。
漆喰と珪藻土は「耐久性があるかどうか」という点が違っています。珪藻土はセメントや合成樹脂などの固化材もまぜて固めますが、時間が経つと接着性の劣化によりぼろぼろ落ちるのに対し、漆喰は自ら二酸化炭素を吸って、固まる性質を持っています。余計なものは何も入っていない、自然素材だけで耐久性に優れ、年月をかけて強度を増していくのです。ただし、しっかりと漆喰を定着させるには左官の技術が重要になってきます。